1980年代後半から1990年代初頭にかけて、日本を沸かせた
バブル景気。
物価がどんどん上がるものの、消費者が手にするお金も上がっているため、物価高騰など全く気にせずガンガン消費する。
これによりさらにモノが売れ、企業は儲かり、また社員の給料を上げる。
ひたすらこの流れをループし、この時期の日本は凄いことになっていました。
ですが、なぜこんな好景気が発生したのかを把握している人は案外少ないもの。
なぜあんな状態になったのか気になりません?
バブル景気の引き金となったのは、1985年の
プラザ合意だと言われています。
プラザ合意とは、先進国5カ国による為替レートに関する合意のこと。
概要としては、アメリカが貿易赤字の解消を狙って、ドル安政策を行なう、というもの。
つまり、ドルの価値をあえて落とそうとしているわけです。
そしてこのアメリカの狙いは見事的中し、この合意の翌日には、たった1日で約20円もの円高ドル安が起こりました。
さらに、この合意によって1985年当時は「1ドル=約240円」だった相場が、わずか1年後には120円台になっていたのです。
要は、米ドルの価値がほぼ半減したほどの円高が起こったということ。
しかし、極端な円高が発生すると輸出産業が打撃を受け、不況に陥る危険性が高まります。
これを恐れた日本政府は、
金融緩和を行なうことで乗り切ろうとしました。
具体的には、
低金利政策を行なって、企業や個人がお金を借りやすい状況を作り、お金の流通を活性化させようとしたのです。
低金利でお金が借りられるようになったことで、
日本国内では投機熱が高まってきました。
多くの企業や人が、
低金利で借りたお金を株や土地への投資につぎ込んでいったのです。
投機的な土地・株の購入で、これらの価格はグングン上昇。
なかでも土地は、
「絶対に価格が下がらない」という神話が出来てしまうほど手堅く上昇していきました。
土地転がしで利益を得た会社や、株価の高騰で資産価値が上昇した会社が徐々に増加。
当然、社員の給料もアップしていきます。
また、個人でも土地や株で利益を得ている人も多数現れました。
消費者の所得が増えれば、消費量も増えるもの。
景気向上によって物価もどんどん高騰していきますが、所得も上がっているためかまわずモノやサービスの購入を繰り返す消費者。
モノやサービスがどんどん売れることによりさらに会社が儲かり、それにつれて社員たちも潤っていく。
・・・・・・と、
ひたすらこのループが起こることにより、未曾有の好景気が日本に訪れたのです。
ところが、この好景気も長くは続きませんでした。
投機的に買われた土地や株の価格が、本来の価値以上に上がってしまったことが好景気のきっかけなのですから、ここが崩れれば終わってしまうわけです。
さんざん投資されてきた土地・株ですが、ある時、
利益を確定するために大口の投資家たちが一斉に「売り」に転じました。
買われているうちは価値が上がりますが、その逆で売られている時は価値が下がります。
下がりだした株価・地価に反応し、一般の投資家たちも一斉に「売り」に転じます。
これにより、株価・地価はグングン下降。
こうして、景気は急激に後退していき、あっけなくバブルは終わってしまったのです。
それどころか、反動として平成大不況が訪れ、「モノ・サービスが売れない」「給料が上がらない」「就職が決まらない」などの苦しい状況に日本が陥っていたことは、まだ記憶に新しいでしょう。
バブル発生から崩壊までを簡単にまとめると、、、
プラザ合意がきっかけで日本が低金利政策に走り、低金利ゆえに企業や個人は資金の調達がやりやすくなった。
調達した資金で土地や株などにガンガン投資を行なう企業・人が増えた結果、土地や株価の高騰が発生。
結果、物価・所得ともに増大。
しかし、土地や株が一斉に売られだすと同時に地価・株価ともに下落。
ついにはバブル崩壊。
・・・・・・という感じです。
余談ですが、結果的にバブル景気の発端となったプラザ合意、この会議はなんと
わずか20分で終わったそうです。
たった20分の会議で、あれだけ大きな影響を日本に・・・・・
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