FX業者を選ぶ際に、過去に行政処分を受けているかどうかを加味する人もいらっしゃるかと思います。
もちろん、過去に違反をした業者よりは、何もしていない業者の方が良いのは当然のことでしょう。
しかし、だからといって一度でも行政処分を受けた業者は全てダメなのでしょうか?
悪徳業者となってしまうのでしょうか?
答えは「NO」です。
「行政処分を一度でも受けた業者はすべてダメだ!悪徳だ!」ということはありません。
システムにちょっとした不備があった、社員の一人が勝手に電話勧誘をしてしまった、というような、組織として悪意があってやったわけではないことに対しても行政処分というのは下ります。
もちろん、こういった軽微なものでも違反は違反。
悪意はなくとも、会社側が管理を怠っていた結果なので、決して許されることではありません。
しかし、処分を受けた後に充分反省し、再発防止に心血を注いでいるのならば、慈悲の心を持ってもいいのではないかと思います。
人も組織も、失敗を繰り返しながら成長していくものですから。
そして、一度処分を受けたことにより、今後はそういった不備がないよう会社として充分に気を配るようになるでしょうし。
ただし、
「よほど重篤な違反をした業者」や、
「軽い違反とはいえ、行政処分があったのに何度も違反を繰り返している業者」は
絶対にダメです。
たとえたった一度のことでも、顧客の資金に手をつけたりするようなふざけた業者には、同情の余地はありません。
そんな業者では、間違っても口座を開設したりはしないでください。
まとめますと、、、
「この業者は魅力的なスペックだけど、程度はどうあれ過去に一度行政処分を受けているからやめておこう」というのは、もったいない場合もある、ということです。
「行政処分」という言葉だけで重く捉えるのではなく、
どういった類の処分だったのか、ということも是非考慮してください。
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