世界の経済に対して、
アメリカの為替政策や経済状態は非常に重要。
たとえ米ドルを介した取引をするつもりがなくとも、アメリカの為替政策や経済状態について最低限は把握しておくべきです。
なぜなら、
米ドルは世界の基軸通貨として通用していて、
貿易による決済などにすべて米ドルが使用されているため、世界中の通貨の中でも流通量が圧倒的だからです。
その圧倒的な米ドルを発行している国であるアメリカの金融政策は、当然世界中の通貨に大きな影響を与えます。
アメリカの金融政策を知る上で、重要となるのが「
FRB」と「
FOMC」。
この二つがどんなものなのか、そして世界にどういった影響を与えるのかを是非知っておいてください。
FRBとは
FRBとは、後述する「FOMC」の中心的役割を担う、米国の金融政策における最高意志決定機関のこと。
「The Federal Reserve Board」の略で、和訳すると「連邦準備理事会」となります。
要はアメリカの中央銀行のようなもので、日本でいう「日本銀行」にあたります。
2006年2月1日から、FRB議長は「
ベン・バーナンキ」という人に代わりました。
立派なヒゲを蓄えた、なかなかのナイスガイです。
バーナンキ氏の発言は非常に影響力が大きく、この人がちょっとした発言をするだけで市場は大きく反応します。
最近でも、ドル安容認を示唆する発言を迂闊にしてしまい、日経平均株価が大きく下がった、なんていうことも。
それだけ、
バーナンキ氏の発言には要注意、ということになります。
FOMCとは
FOMCとは、米国の金融政策を決定する会合のこと。
「Federal Open Market Committee」の略で、和訳すると「連邦公開市場委員会」となります。
米国の政策金利もここで決定されます。
FOMCのメンバーは、FRBの理事7名を中心とした合計12名で、FOMCの議長はFRB議長が担当することになっています。
FOMCは年に8回開催。
FOMCで決定した金融政策については、「1月下旬」・「3月中旬」・「4月下旬」・「6月下旬」・「8月上旬」・「9月中旬」・「10月下旬」・「12月中旬」の火曜日、もしくは水曜日に発表されます。
ここで発表された政策金利が予想とは異なった場合、大きく相場が変動する可能性が高いです。
例えば、金利据え置きだという予測だったのに、蓋を開けてみたら金利が上がっていた、といったような場合。
このパターンですと、ガクっと米ドルが上がったりします。
また、
FOMCの声明文も重要。
声明文から、今後の金融政策を探るためのヒントとなるような材料を見つけ、投資に反映させるわけです。
「声明文からいろいろ探るなんて難しそう」と感じてしまうかもしれませんが、Yahooニュースなどの大手ニュースサイトで、
FOMC声明文についての分析を掲載しているところも多いので、そういった情報を参考にすれば問題ありません。
分析結果は分析する人によって分かれたりする場合もありますが、そういった時は一致している見解だけを抜き出して参考にするのも手でしょう。
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