FX取引を行なう際の注文方法には、様々な種類があります。
以下、代表的な注文方法について解説します。

ちなみに、以下の注文方法について最初からしっかりと覚える必要はありません。
最初は、「こんな取引方法もあるんだなぁ」くらいの認識で大丈夫です。

成行注文

最も基本的な注文方法。
取引画面に現在提示されている値段で、買いや売りの注文を出すことです。

値段を見つつ、「この値なら買いたい」「この値なら売りたい」と思ったその場で注文を出せば、すぐに取引が成立します。

指値注文

あらかじめ、「この値まで下がったら買う」「この値まで上がったら売る」というレートの指定をして注文すること。
「今はまだちょっと割高だけど、あともう少し下がったら買いたいんだけどなぁ」というような場合に便利です。

例えば、ドル/円の現在のレートが100円50銭だった場合。
100円20銭まで下がったら買いたいと考えていたとしても、取引画面に張り付いて100円20銭に下がってくるまで待っているのは非効率的ですよね。

そういった場合に、「100円20銭まで下がったら買う」という指値注文を入れておけば、いちいち取引画面に張り付いておく必要はありません。
希望の値に到達したら、自動で注文を出してくれるので。

逆指値注文

指値注文の逆で、「この値まで上がったら買う」「この値まで下がったら売る」というレートの指定をして注文すること。

主に「損きり(ロスカット)」をする場合に用いる注文方法で、損失を最小限に食い止めるために便利です。

IFD(イフダン)注文

IFD(イフダン)とは、「If  Done」の略で、「もし●●したら」の意味。
2つの注文を同時に出し、1つめに出した注文が約定(取引成立)したら、2つめの注文が有効になる、という注文方法。

例えば、「1ドル=100円になったらドルを買う」という注文を出し、同時に「1ドル=105円になったらドルを売る」という注文を出します。
1つめに出した「1ドル=100円になったらドルを買う」という注文が約定しないと、2つめの「1ドル=105円になったらドルを売る」という注文は有効になりません。

簡単に言えば、上記の条件でIFD注文を出すことにより、「100円で買ったドルが105円まで値上がりしたら売る」という取引をすべて自動で行なうことができるのです。

OCO(オーシーオー)注文

OCO(オーシーオー)とは、「One side done, then Cancel the Other」の略。
2つの注文を同時に出し、どちらか一方の注文が約定(取引成立)すると、もう一方の注文が取り消されるという注文方法。

IFD注文と違って、2つの注文に優先順位はなく、どちらか一方の注文が約定した時点でもう一方の注文が自動的にキャンセルされます。

既に持っているポジションに対し、利益確定ライン損切りラインを設けておきたい場合などに便利です。

例えば、ドル/円にて100円50銭の買いポジションを建てている場合に、

●「101円まで上がったら売る」という注文(利益確定)

●「100円まで下がったら売る」という注文(損切り)

・・・という2つの注文を出しておく、というような形です。

IFO(アイエフオー)注文

IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法。

1つめの注文を出すと同時に、2つめの注文をOCOとして注文。
1つめの注文が約定したら、2つめに出していたOCO注文が有効になります。
つまり、合計で3つの注文を同時に出せるのです。

例えば、現在のレートが「1ドル=100円」だった場合に「1ドル=99円」まで下がったら買い、という注文を出します。
この注文を出したと同時に、利益を確定するために「1ドル=100円」になったら売り、という注文と、損失を最小限に抑えるために「1ドル=98円」になったら売り、という2つの注文を出しておくのです。

IFO注文は、利益確保から損失限定までをすべて自動でやってくれる、という非常に便利な注文方法です。

トレール注文(トレーリング注文)

トレール注文(トレーリング注文)とは、相場の変化に合わせて自動でロスカット(損きり)する値段を変化させ、一定の利益を確保しつつ、できる限り利益を伸ばしてくという注文方法。

例えば、1ドル=100円でドルを買い、その後円安が進み1ドル=101円になったとします。
ここでドルを売れば1円の利益が確保できますが、さらに円安が進んで利益が拡大するかもしれません。
しかし逆に、円高が進んで1ドル=99円になり、本来なら1円の利益が出ていたところ、逆に1円のマイナスになってしまう可能性もあります。

こういった場合に、「1ドル=101円になったら、100円50銭でストップロス注文を出す」と設定しておけば、大きなリスクを回避しつつポジションを持ち続けることができます。

さらにこの設定は、

「1ドル=102円までいったら、101円でストップロス注文を出す」
「1ドル=103円までいったら、102円でストップロス注文を出す」

・・・という具合に、相場の変化に合わせてストップロス注文の値段を変化させることが可能なので、そのまま円安が進めば利食い(利益を確定させること)のタイミングを遅らせて利益をより拡大させることができ、逆に円高が進んだ場合でも一定の利益を確保しつつ決済できる、ということになります。

最後に

以上、FX取引における代表的な注文方法について掲載しました。

これらの各売買方法についてですが、こうして文字で読んだだけではイメージが伝わりづらいと思います。
僕も最初は、文字で読んだだけではよくわかりませんでしたし・・・

しかし、実際にFX口座の管理画面を見ながら操作していればすぐに慣れてしまいますのでご安心を。
上記についてしっかり理解しようとしなくても、いつの間か自然と身に付いているはずですので。