FX投資には、人によって様々なスタイルがあります。

どのスタイルが正しくてどのスタイルが間違っている、ということはなく、それぞれに長所や短所が存在します。

投資スタイルについて大きく分けると、

●長期投資
●中期投資(スイングトレード)
●短期投資(デイトレード)
●超短期投資(スキャルピング)

・・・・・の4つに分類されます。
(もっと細かく分ければ、長期と中期の間の「中長期投資」などいろいろありますが)

それぞれの投資法によって何が違ってくるかといいますと、主に以下のようになります。

●1回の投資における期間
●為替差益とスワップ金利、主にどちらから収益を得るか
●収益を得るための戦略

それでは、それぞれの投資スタイルについて個別に解説していきます。

長期投資とは

長期投資とは、一度取引したら(ポジションを建てたら)、長期間に渡ってその通貨を保有しておくこと。

例えば、一度買った米ドルを、翌日や一週間後に決済したりせず、何ヶ月も何年も持ち続ける、といったようなスタイルです。

どれくらい持ち続ければ「長期投資」と呼べるのかについての明確な定義はなく、個人個人の感覚によるところが大きいのですが、大体半年以上の投資については「長期投資」と呼ばれることが多いです。

長期投資を行なう場合の分析には、主に「ファンダメンタルズ分析」を用います。
投資対象となる国の失業率や金利、貿易収支などから、その国の将来性や経済成長率を予想し、今後伸びていきそうな国の通貨に投資を行なうのです。

そして、主な収益源はスワップ金利からとなります。
スワップ金利については「スワップ金利による利益」をご参照ください。

もちろん、長期的にその国の通貨が上がっていくかどうかも大事ですが、上がらずともほぼ維持していたり、最悪若干下がったとしても、長期間得てきたスワップ金利で打ち消すことも可能となりますので、中期投資や短期投資ほど為替差益に敏感になる必要がなくなります。

長期投資をメインに行なう場合は、以下のような「スワップ金利の高いFX口座」を選ぶべきです。

中期投資(スイングトレード)とは

中期投資(スイングトレード)とは、取引した通貨を数日から数週間持ち続けること。

ですが、長期投資同様、中期投資の期間についても明確な定義はなく、数日間で取引を完了させることを指したり、数ヶ月持ち続けることを指したりもします。
要は、「長期投資未満デイトレード以上」の期間に当てはまるものがすべて中期投資(スイングトレード)にあたる、という感じです。

主な収益源は為替差益になりますが、取引した通貨を持ち続ける期間が長くなれば、スワップ金利による収益も見込めます。
ただし、腹を決めて長期で持ち続けるのではないため、「ここまで下がってしまったら諦めて売る」といったロスカット(損切り)の設定もきっちりしておくことが重要と言えるでしょう。

短期投資(デイトレード)とは

短期投資(デイトレード)とは、取引した通貨をその日のうちに決済してしまうこと。
基本的には日をまたいで持ち越すことはせず、短期的な値動きを狙っていく投資スタイルです。

デイトレードの特徴として、長期や中期では通常「買い注文」を出しますが、デイトレードでは「売り注文」からも入れる、という点。

売り注文の場合、多くはスワップ金利がマイナスになってしまうため、日をまたいでしまうと毎日地味にマイナスを積み重ねていくことになります。
しかし、その日のうちに決済してしまうデイトレードならば、スワップ金利は関係ありません。

このことからもわかる通り、収益源は為替差益のみ
そして、デイトレードを行なう場合の分析には、主に「テクニカル分析」を用います。

デイトレードを行なう場合に注意することは、「できるだけスプレッドが低い(狭い)FX口座を選ぶ」という点。

1回の取引ごとにかかる手数料であるスプレッドは、低ければ低いに越したことはありません。
ですので、できるだけコストが安いFX口座にて取引を行なった方が有利となります。

超短期投資(スキャルピング)とは

超短期投資(スキャルピング)とは、デイトレードよりもさらに短いスパンで取引を繰り返す投資スタイルで、場合によっては数秒から数分で決済してしまう方法。
元々の意味は、「頭皮をはぐ」という意味で、それだけ薄く薄く利益を取っていく戦略です。

収益源は、デイトレード同様為替差益のみ。
分析方法も同様で、主にテクニカル分析を用います。

相場というのは、刻一刻と変動していくもの。
場合によっては、数秒のうちに10~20pips動くことも珍しくありません。(pipsとは値動きの最小単位のこと)

大抵のFX口座における最低取引単位である「1万通貨」での取引でも、1pips動けば100円動くことになります。
20pips動けば2,000円。

一日に何十回、何百回と取引を行ない、数百円~数千円勝ちを積み重ねていく、これがスキャルピングです。

スキャルピング投資を行なう場合も当然、上記の「短期投資(デイトレード)とは」の項目で列挙したようなスプレッドが低いFX口座を使うべきです。