格言。
それは、先人たちの偉大な言葉。

格言から学ぶことは非常に多く、当然FX投資についても格言から教えられることはたくさんあります。

そこで、FX投資や相場における格言の中から、10個ほどピックアップして掲載していきたいと思います。

取り上げるのは、有名な格言の中で、管理人が特に感銘を受けたものが中心となっています。

格言① : 「いのち金には手をつけるな」

ここで言う「いのち金」とは、主に生活費のこと。
その他、使ってはいけないお金も含まれます。

投資は、基本的に余裕資金で行なうべきもの。

生活費をつぎ込んだり、ましてや借金してまでやるなど持っての他。
そういったお金を投資資金にしてしまうと、心の余裕がなくなり、冷静な投資判断ができなくなってしまいます。

当然、負ける可能性も高くなってしまいます。

「いのち金には手をつけるな」。
投資は余裕資金でやるべき、ということを表す有名な格言です。

格言② : 「売り買いは三日待て」

「買おう」・「売ろう」と一旦決めてもすぐに動かず、じっくりと三日間考えてから動け、という格言。

まあ、今のご時勢、実際に三日も待っていたら投資チャンスを逃してしまうので、あくまで比喩ですが。
それだけ取引は慎重に行なうべしということです。

確かに、「あ、なんか良さそうだから買おう」「もういいや、売っちゃおう」ではダメですよね。
取引する時には、常にそれなりの根拠を持たせなければ。

このことを端的に表している素晴らしい格言だと思います。

格言③ : 「当たり外れは世のならい」

相場の予測は、当たることもあれば外れることもある。
一度の取引結果にいちいち一喜一憂せず、全体の成績を考えていくべき。
・・・という格言。

投資において、すべての取引で勝利するなど不可能です。
どんなFXの達人であろうと、そんなことは絶対にできません。

なので、1回1回の投資での勝ち負けなんて気にする意味がないんですよね。

まあ、頭では分かってはいても、感情がついてこないこともあるのですが・・・
ここは、日々修行ですね。。。

格言④ : 「卵は一つのカゴに盛るな」

一つのカゴに卵を入れておくと、カゴがひっくり返ってしまえばすべての卵が割れます。

しかし、いくつかのカゴを用意し、それぞれに卵を均等に入れておけば、一つのカゴがひっくり返っても残りのカゴの卵は無事です。

つまり、一か所だけに多額の投資をするのではなく、分散して投資することも重要だ、ということを説いている格言。

格言⑤ : 「相場に過去はない」

チャートとにらめっこしていて、「この流れだと上がりそうなんだけど・・・ うーん・・・ どうしようか・・・」と散々迷った。
でも、結局買わなかった。

するとその数時間後、大きく上昇した。

こういう経験をされた方も多いと思います。

こういった時に、「あの時買っておけば・・・」と落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、落ち込む必要なんて全然ないんです。

投資での「もし~~してたら」は厳禁。
結果買わなかったのですから、それが運命なんです。

この失敗を経験として受け止め、次に生かせばいいのです。

それがこの「相場に過去はない」という格言の表すところです。

格言⑥ : 「相場は常に正しい」

しっかりと分析したのに、自分の思った通りに相場が動かない時、「今の相場状況はおかしい! こんなの異常だ!」と憤ってしまうこともあるかもしれません。

でも、それは間違い。
この格言通り、「相場は常に正しい」のです。

「相場がおかしい!」などと思うのは、勝てないことへの言い訳に過ぎません。
相場はいつでも、世の中の動きを反映して動いているのです。

格言⑦ : 「見切り千両」

マイナスを確定させる行為である損切り。
しかし勇気ある損切りは、千両の価値がある、という意味の格言。

「ここまで下がったら損切りしようと思ってたけど、やっぱりマイナスを確定させるのはイヤだ・・・ もうちょっと待ったら回復するかもしれないし!」

と、未練がましくダラダラ決済せずにいて余計に損失を拡大してしまった、というのはよくあるパターン。

最初に決めておいた損切りラインにて、見切り千両でズバっと損切りをしておけば、損失の拡大は防げたわけです。

まさに千両の価値がある損切りなわけですね。

格言⑧ : 「人の商い、うらやむべからず」

ネットで投資ブログなどを見ていると、「今月の利益がウン百万円を超えました」といったような内容を目にすることがありますよね。

そういった記事を見ると、「くそ・・・ 自分ももっと利益を出したい!」という思いに駆られてしまい、無茶な取引単位での勝負に出たくなったりもするかもしれませんが、そういったことは絶対に避けるべきです。

まさに「人の商い、うらやむべからず」なんです。

羨ましい、という思いだけで冷静さもないまま無茶な取引をしても、決して良い結果は得られません。
負債を増やすだけです。

自分は自分。
自分の投資ペースを守って取引を続けることが大事です。

格言⑨ : 「閑散に売りなし」

相場が閑散とした状態(ほとんど取引されていない状態)だと、投資家心理としては、ついつい持っているポジションを売りたくなってきてしまうもの。

しかし、曖昧な理由で売りが集中し値が下がると、今度は逆に集中した買いが発生し、結果相場が反転して上昇する、という展開になることも多いです。

下手に売らずに持っておけば、この相場の上昇の恩恵を受けられたのに、迂闊な売りでこのチャンスを逃してしまうわけです。

相場が閑散としている状態の時は、下手に動かず様子をみておくのが吉、という意味の格言。

格言⑩ : 「百冊の理論書は1回の売買にしかず」

言葉通り、100冊の投資本を読むより、身銭を切っての一度の取引の方が、遥かに勉強になり得るものがある、ということ。
これは、当サイト内でもよく触れていることです。

「FXを始めよう」と思った初心者さんは、まず一生懸命FXの勉強をしようとします。

でも、個人的にはこれはどうかと思うんですよね。
最低限の知識を吸収したら、まずは口座開設して実際に取引してみる。
これが、FXに慣れるための近道だと思います。

そしてその後も、1回1回の取引を重ねていくうちに得られる知識・経験・技術の方が、本から得た知識などよりも遥かに使えるものとなります。

投資に正解などないのですから、結局は自分でいろいろ経験し、自分の中での正解を探していくしかないのです。

最後に

いかがでしたでしょうか?
どれもFX投資を行なう上で、欠かせないマインド・考え方をまとめたものばかりだと思います。

相場の格言というのはまだまだたくさんあるのですが、それをすべて列挙しているとキリがないので、十選という形で掲載しました。

今後も、機会があればまた新しい格言を取り扱っていきたいと思います。

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