【2019/9/20(金)】
昨日の深夜、アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)が政策金利を0.25%引き下げることを決定し、これにてアメリカの政策金利は年1.75~2.00%となりました。
政策金利が下がるというのは、ファンダメンタルズ的にかなり大きなマイナス。
よほどの織り込み済みがない限りは大きく相場を下げるものですが・・・
ドル/円相場はこんな状況。
画像中央部分が、ちょうど利下げ発表があった時。
確かに下がってはいますが、その下がり幅は70銭程度と限定的。
しかもそこで下げ止まり、1日半以上が経過した17時現在でも107円後半をキープしています。
今年7月に10年以上ぶりとなる利下げを行なったばかりなのに、その2か月後に再び利下げ。
本来ならばもっと下がっても良さそうですが・・・
市場は「織り込み済み」だったということでしょうか。
しかし、トランプ大統領はFRBのこの決定をクソミソにけなしていますし、政策金利を決める委員会での決定権を持つ10人の意見もバラバラ。
追加の金融緩和に含みを持たせているとはいえ、まだまだ中国とも燻っていますし、ファンダメンタルズ的には悪い状態だと思うのですが・・・
なぜかドル/円相場はそこまで下がっていないんですよね。。。
となると、、、
それだけ今の円安への動きが強いのでは?ということが予測されます。
その根拠として、いくつか思い当たることもありますし。
例えば・・・
■ここ1年半の最安値である「104円50銭」付近まで一旦下がってから反発した
■ここ1か月半に渡って超えられなかった「107円前半」を大きく超えてきた
この2つのテクニカル的な要素が強く影響しているのかもしれません。
これらを考慮すると、、、
ドル/円で次に目指す上昇ラインは「109円」。
ここを超えられるかがキモとなってくるでしょう。
そして、中国との貿易摩擦が過剰に悪化するなどの「ファンダメンタルズ的なかなりの悪材料」でもない限り、109円くらいまで上がってくる可能性が高そうです。
個人的には、とりあえず「買い」をメインに立ち回るつもりです。
ただ、107円50銭を割ってくると黄信号ですが。。。